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2021年04月30日

喜界の土俵

どうもこんにちは!

新型コロナウイルスが、
1年経った今も猛威をふるっていますが、
皆さんにとってもいつもとは違う1年に
なったことかと思います。

去年喜界島はコロナの影響で
ほとんどのイベントや行事が中止となりました。
今年こそは島の活性化のためにも
様々なイベントや行事が執り行われることを
期待してます!

喜界島の行事の中には
ウンミ(集落によって若干の発音の差は
あるかもしれませんが)というものがあり、
その中で奉納相撲を行います。

そのためほとんどの集落に土俵があるのですが、
その土俵に特徴があるので
今日は喜界の土俵について取り上げていきます。

喜界の土俵
ここは私の住む上嘉鉄集落の土俵です。
土を盛り固めた土俵で、
皆さんが良く目にする一般的な土俵です。

喜界の土俵
綱の中も固く、少し砂を撒いているだけです。

喜界の土俵
ここは羽里集落。

喜界の土俵
ここは坂嶺集落。

これらは厳密には土俵ではなく
砂俵(さひょう)といいます。

砂俵は土を盛らず、
綱の中が砂でふわふわしてます。
喜界の土俵

そして湾集落にあるのは
砂土俵(さどひょう)。

今回写真は用意できませんでしたが、
土で盛り固められ、一見土俵のようですが、
綱の中は砂になっていて、
名の通り砂俵と土俵の中間だす。
まさにハイブリッドですね(笑)

土俵は本土からの文化、
一方砂俵は琉球からの文化です。
喜界は本土と琉球の両方の文化が共存する地で
あることが相撲からも見てとれますね。

本土の相撲は立ち合い相撲。
見合った状態から始まります。
喜界の土俵
ルールは大相撲と同じなので、
皆さんが良く知っている相撲です。

琉球相撲は組相撲。
組み合った状態から始まります。
喜界の土俵
独特なルールとしては、
綱はあるものの押し出しはなく、
投げられたら負けとなります。

相撲は組み手で勝負が左右すると言われているので、
組相撲なら、平等に組んだ状態でできるので、
体の細い私でも『もしかしたら勝てるかも?』
って期待しちゃいます(笑)

砂俵は多く見られますが、
執り行われる相撲はほとんどの集落で
本土の立ち合い相撲です。
残念…。

喜界の土俵
手久津久集落。
喜界の土俵
池治集落。
喜界の土俵
佐手久集落。
喜界の土俵
白水集落。
喜界の土俵
浦原集落。
などなど、今回島をぐるっと回ってみて、
意外と砂俵が多くてびっくりしました。
ただ、盛り上がってもなければ、芝にも覆われて、
一見見つけにくいところもありました。

喜界では旧暦の9月(だいたい8月頃)から
奉納相撲が各集落で行われます。

もし興味がある方は是非ご覧にお越しください。

そのためにもコロナが一日も早く
終息する事を祈ってます。

まだまだ先は見えませんが、
皆さん明日を信じて頑張りましょう!

では今回はこの辺で。
さようなら~!



Posted by ニックネーム at 13:40│Comments(0)
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